山では早寝をするので、夜中の1時ぐらいから時々腕時計を見て時間を確認しながら浅い眠りで夜明けを待ちます。明るくなる少し前のブルーな雰囲気が好きなので、いつも夜があける1時間ぐらい前にはスタンバイしたいと思っているのですが、3時に外の様子を見に出たら濃霧で何も見えないのであきらめてもう一寝入りすることにしました。これが失敗でした。次に気がつくと時計は4時、霧が晴れてかなり明るくなっていました。急いで外に出ると山頂部に残る残雪とヴェールのかかったなだらかな斜面や雲海が美しい富士が見えました。鳳凰三山の方が明るくなり小屋の周りの残雪に朝日が輝いて山の朝が開けました。
2008年6月28日、山梨県 北岳(肩の小屋)、E-3+ZD50-200、
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そのとき、その場にいて、シャッターを押すというのが写真の基本だと思っているのですが、その基本の先が何なのかまだ良くわかりません。