去年ぐらいから岩肌の美しさと植物の瑞々しさの調和に魅力を感じて意識的に岩場に咲く花を撮影しています。この写真もそんな1枚で、岩が裂けたところに何世代もの植物が生活して土壌になり、今一輪のハヤチネウスユキソウが咲いているところです。こんなふうに昔と今を物語る写真に必要なディテールは、E-1からE-3で飛躍的に向上していると感じます。また、この写真は新しく手に入れた11-22mmのレンズで撮影したのですが、ちょっと来年の写真を期待して良いような1枚だと思いました。
山を歩きながら目についた場面を撮影しては次に移動するという撮影姿勢が反省点で、来年以降の課題です。この写真の1分後には別の被写体に移っているのですから、対象をよく見ていないのは明らかです。
2008年7月31日、岩手県、E-3+ZD11-22、
(1280×1024)