2010年の「今年出会った花ベスト集」は12月1日から31日まで「野生植物写真館」の掲示板に直接投稿するスタイルになりました。去年以上に盛り上がると良いですね。詳しくは
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立山に出かけました。NHKの気象予報士の村山さんが、こんな良い天気が続く連休はスタジオで仕事をしていたくない、といったようなボヤキのコメントがだすほど良い天気が続きそうな連休でした。ちょうど満月なので月光に照らされた剣岳も見られるかもしれません。 立山に入るにはどうすれば良いのでしょうか? 車にするか、電車にするか、かなり悩みましたが、結局、今回は、車を立山駅の駐車場に置いて、ケーブルカーとバスで室堂に入ることにしました。幸い紅葉シーズンには少し早いので駐車場も入りきれないほどではありませんでした。 初めて見る剣岳はすばらしい岩峰です。朝二番目のケーブルカーに乗れましたので、まだ朝日で山頂が輝いていました。 今日は立山周回コースで、剣御前小舎に泊まる予定です。雄山、大汝山は大勢の人で賑わっています。大汝山から振り返った雄山山頂、神社では巫女さんがお守りや記念バッジを販売していました。ケーブルカーやバスが無い時代の信仰登山はどんなものだったのでしょうか? 真砂岳に向かう鞍部で、室堂平方面がきれいに見渡せました。なかなか複雑な地形です。 内蔵助カールの向こうには雲の合間に鋭い山が見えます。鹿島槍ヶ岳でしょう。通りすがりで写すのは申し訳なく、腰を据えてしっかり写さないといけない場所のような気がします。 剣岳の展望台の別山付近にたどり着いたときには、剣岳は雲の中で、ときおり雲が切れたときに山頂がかすかに見える状態でした。 午後から雲が出るのは良くある事なので、夕方に晴れるか、明け方に晴れるか期待しつつ、剣御前小舎に入りました。夕方の撮影タイミングを期待して素泊まりにしました。小屋に入ったり出たりを繰り返してチャンスを待ちましたが良くありません。7時前のテレビの天気予報では、北にあった前線が予報に反して南下しているので、北陸は雨や曇りの天気が続きそうだとの事でした。 8時頃ようやく空が月の光で明るくなり、剣岳も時折雲が切れるタイミングがありました。小屋からの光が剣沢の雪渓を照らし、月の光が剣御前の斜面を照らします。シャッターを開いている間にも、剣岳は姿をはっきり見せたり薄い雲に覆われたり安定しませんでした。このぼやっとした写真でも暗闇になれた肉眼よりもはっきり写っているのです。 翌朝は雨でした。風に吹かれて斜めに落ちてきます。天気が良かったら剣岳に向かおうと思っていたのですが、迷う事無くやめにしました。天気がそこそこなら池の平で裏剣の下見をしようと思っていました。剣沢を下ると宇奈月温泉から出ているトロッコ電車の終点のけやき平まで、まるまる2日の一本道です。朝食のチーズリゾットを食べながら少し悩みましたが、雷鳥沢を下って室堂に向かう事にしました。途中から風は止み、小降りになってきました。雷鳥平や奥大日岳(右上の3角形の頂)に向かう山なみがきれいでした。 剣御前小舎の洗面所への通路に飾っていた雪で覆われた大日岳、奥大日岳の夜明けの写真はすばらしかったです。春スキーの頃、弥陀ガ原にくれば、天気に恵まれれば見れるのでしょうか。 イワイチョウやタデの仲間の紅葉を背景にまだ元気に咲いている花があります。シロヨメナでしょうか? 図鑑で調べてもよくわかりません。葉っぱが妙に元気です。 神奈川から富山にドライブするには平湯峠を通るのが近いので、行き帰りに安曇村を通ります。帰り道でそば屋さんに寄りました。ぶっかけたぬきそばの味に満足して駐車場に戻ると、コンクリートの割れ目に生えたノコンギクがきれいです。舌状花の中心から外に向かって白から紫に変化するグラデーションが魅力的でした。蕾も艶かしい雰囲気があって気に入っています。 [050918-19]
by ridge_line
| 2005-09-20 17:36
| 北アルプスの山々
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