面白いようなので試してみました。半分が濃くて半分が薄いフィルターを使って明るすぎる空などの調子を抑える手法があったようですが、HRDは空がちょうど良く撮影された写真と空以外がちょうど良く撮影された写真を画像合成して空も空以外も良い具合に調整された写真に仕上げるものです。
朝日のそばの雲も諧調が残るようにかなり暗めに撮影したものがこれです。
主題がちょうど良い明るさとなるように撮影したのがこれです。空が白飛びしています。
画像処理ソフトを使うと上の2枚の画像から雲も主題もその場で見たような雰囲気になるように調整することができます。
ダイナミックレンジが実際に広がるわけではなく、薄い素材でもうまく立体感を作り出すレリーフのようなものだと思います。
(撮影は081004)
追記、ディスプレイがきちんと調整されていないと上の三枚の違いは分からないようです。明るすぎて全部雲が飛んでいるように見える場合があるようです。